2001年6月3日(日)〜18(月) Paris Nation AGATE HOTEL

パリでの生活(6) サンドニ門とナシオン広場

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1  ボクらは、東駅で列車のことを調べたりして、一駅のってシャトードウにきた。この辺りはパリでも異色な地域なのだ。ボクはここへ安いテレフォンカードを買いにきたのだ。これを買えば、世界中凄く安い値段で電話が掛けられる。非常に便利なものなのだが、これはアフリカ、アラブ、インド人などの人たちが密集している地域でしか売ってない。

 アラブの人たちが道路に集まり、いつも何することもなく会話している様子を眺めるのも、ボクの楽しみだ。これを街角のキャフェに座りながら、ボーッとして見ているのは心地よい。

 ボクなんて、シャンゼリゼーのキャフェなんかに座ると、全く心地よくない。汚いところが好きなのだ。庶民がいっぱいいる地域が好きなのだ。

 シャトードーから、インド人街を抜けて、それを先に行くと、この写真のサンドニ門が出てくる。この辺りもすこぶる庶民的な街でボクのお気に入りなのだ。

 あの門をくぐって、その先を行くと、有名ないわゆるサンドニになる。昼間から娼婦が客を引いているパリの名所である。名匠ジャン・ルノワールの映画を見たりする人は、ここへ必ず訪れなければならない。じゃないと、あの映画は理解することが出来ないのである。

2  ナシオン広場はボクらの根拠地である。おかしなことに、日本で出ているパリのガイドブックには、ナシオンが載ってないのが多い。パリの東はバスティーユで終わるような地図しか載ってない。

 しかし、このナシオン広場は、東の「凱旋門広場」なのである。ボクらのホテルの前の巨大な道路、Cours de Vincennesがシャンゼリゼなのだ。

 そして、この巨大な広場の中心に立つのが、この自由の女神である。ここはフランス革命の精神を象徴する広場なのである。「凱旋門」あれは権力者の広場である。

3  この彫刻を作った人物がダルーなのだ。そして、このナシオン広場の脇のブラッスリー・キャフェの名前が「ル・ダルー」なのだ。

 像には、デモ隊が張ったビラがあり、子供もこれに乗っている。そんなところがフランス的なのだとボクは変に感心してしまう。

 そして、この広場の中心は、いつも丁寧に手入れが行き届いている。なにしろ、綺麗なのだ。街を綺麗にすることにお金を掛けている街、それがパリなのだ。

4  今日は、朝から大きな抗議集会が2つもあった。そのために、この巨大な道路は封鎖され人が自由に歩くことが出来る。車は通れない。排気ガスもない。綺麗な空気と晴れた空。自由に歩けるナシオン広場は素晴らしいですよ。

5  普通は、こんな写真は撮れません。車に引かれてしまいます。しかし、いいなー。やはりナシオンは空気が綺麗です。特に今日は綺麗です。

 さて、これからブーケド・トロンヌにでも行って、気楽な夕食でもしよう。パリに普通の観光で来てもダメです。パリの良さは分かりません。それと、忙しく走り回ってはダメです。ゆったりとした気分なら、パリの良さがくみ取れるのです。