2001年6月3日(日)〜18(月) Paris Nation AGATE HOTEL

パリでの生活(12) バスティーユのオペラ座でベルリオーズ「ファウストの劫罰」を観る 6月14日(木)

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1  14日の夜は待望のバスティーユオペラです。

 ボクらの出し物はエクトール・ベルリオーズの「ファウストの劫罰」です。しかし、その前の演目に、グノーの「ファウスト」があることが面白いです。とてもフランスらしいと思います。

 グノーとベルリオーズ。この対極をなす作曲家の同じファウストを並べるところがバスティーユオペラらしいところだと思うのです。

2  オペラ座の入り口は、現在、この写真の右端のところです。しかし、この階段にはいつも若者が集まっています。ここは現代のパリの一つの名所なのです。

3  なにしろ、パリでオペラを聴くと言うことは楽しいことなのです。日本でのように、わざとらしさがないのです。ごく自然に観客が集まってきます。年齢層は高いですが、若者も多いです。

4  公演中は、もちろん写真は撮れません。ですから、これは演奏が終わって、アンコールの様子を撮ったものです。いまこれは、指揮者の小沢征爾が万雷の拍手で呼び出されたところです。オーケストラの団員も盛大な拍手で迎えました。

5  ベルリオーズの「ファウストの劫罰」は、非常に難しいオペラです。普通はこれ、演奏会形式で上演されます。

 オペラでの上演は、すごく稀なのです。ボクも生まれて初めて見ました。

 なにしろ、場所や空間が瞬時に移り変わっていく筋書きです。当夜の演出は、その意味ではよくやっていましたが、やはり不自然さと過剰さがつきまといました。

 このオペラは、なんと言っても音楽そのものが主役です。主役は歌手でもなければ、舞台装置でもない。オーケストラの奏でる音楽そのものが、この奇想天外で夢幻的なオペラの主役なのです。

6  知り合いの土屋かおりさんと、バッタリ、ロビーでお会いしました。で、ボクは、3人の女性に並んでもらい、記念写真を撮りました。良い記念になります。

 オペラをゆったりと鑑賞すると言う行為は、人生の素晴らしい瞬間です。これが最上の席で1万円なのですから、パリにいると言うことは人生を得することになります。


 以下のURLには、この曲の優れた解説があります。

http://www.rinc.or.jp/~kurata/berlioz/ber_6.html