2002年06月11日(火) 久しぶりに、近くの肉料理屋「やっちゃん」へ行きました。

1  ボクの家の近くで、いや、大げさに言えば、全世界で、一番の食い物屋は、この「やっちゃん」だと思う。
昨夜は、久しぶりに、フランスからいらっしゃった、
萄野 さちさんとご一緒しました。

左から、伊万里・さちさん・吉野さん
2  これは刺身の盛り合わせ。内臓の生を、こんな風に、盛り合わせて出すのは「やっちゃん」だけだ。

 去年の春までは、ボク、ここで牛の延髄の刺身
なんかを何度も食べています。それ以前は、ありと
あらゆる部位が出ましたが、今は例の騒動以後、
特殊な部分が入らなくなってしまったのです。

 この刺身は、それぞれ、生醤油、わさび、生姜、
ニンニク、ネギ、などを付けて食べるのです。

 静かに味わう内臓の刺身。これぞ美食の醍醐味
です。
 
3  牛のタタキ。これは、ハラミ肉の特殊な部位をサーッと焼いて出します。これに、レモン醤油を付けて
食べる。噛めば噛むほど味がしみ出してくる逸品
です。
4  「やっちゃん」の特製料理。骨付きの部位を柔らかく煮込んだものを、非常に手のこんだトマトソースで
食べる。変な気取ったフランス・イタリア料理なんか
「クソ食らえ!」と叫びたくなる一皿です。
5  一時体調不調で閉店していた「やっちゃん」も、
今は非常に元気です。ボクと2人で、内臓のこと、
食い物のことなどを喋れば、話題がつきません。

 しまいには、中世音楽の話し、哲学の話し。ともか
く店を去るのが惜しくなってしまうのです。

 こんな店が、ボクの家の近くにあること。これは、
幸運というか、幸せの極致なんです。

 前にボクがこの店のことを書いた原稿は以下に
あります。


  http://tsujib.com/011027yakitori04.html
   1986年週刊パンニュースより

         辻バード