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to Next ベートーベンが住んでいたあたり、ハイリゲンシュタットの付近を散策しました。
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ボクは高校生の当時、ベートーベンの交響曲を聴きまくっていた。 戦後の粗末な紙で作られたオーケストラのスコアーの数々を、今でも 大切に持っている。LPが登場しない前のSP(78rpm)で、ワルターや フルトヴェングラーやトスカニーニの振るベートーベンを夢中で聴いて いたものだ。 今でもボクは、ベートーベンの弦楽四重奏やピアノソナタの全てを、 もっと深く聴いてみたいし、シンフォニーも昔の優れた演奏で聴きたい。 ここ、ウイーンの郊外、ハイリゲンシュタットには、ベートーベンが住ん でいた当時の、たくさんの名所がある。 |
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この小川(?)は、有名なベートーベンの交響曲第六番「田園」の、 特に第二楽章「小川のほとりで」の着想を練った場所だ。この辺りを 散歩しながら、ベートーベンは楽想を考えスコアーに残したのだった。 |
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特に、第六番の「田園」と第五番のハ短調(運命)は、このあたり で作曲された。2つの全く違う対照的な楽曲を同時に作曲できた ベートーベンという人物は、確かに天才である。しかし、ベートー ベンはモーツアルトのような天才ではない。 彼のオリジナル・スコアーを見ると、激しい書き直しが、全ての 部分にわたって見受けられる。第五番の冒頭の部分などは、 さまざまな書き直しが存在する。最後に、あの単純な弦楽とクラリ ネットだけの出だしに到達したのだ。 ボクは、ベートーベンとモーツアルトと、それにバッハ。この 3人の天才を比較して、それを考えるのが実に興味深い。 この場所に来る度に、ボクは、大きな感銘を受ける。 |
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今回、ここに掲載した動画「伊万里、ベートーベンの田園を歩く」 は、伊万里の歩く映像に合わせて、このシンフォニーの楽章の抜粋 をバックに付けてみた。 映像はラフな編集なのであまり自慢は出来ないが、裏を流れる、 この素晴らしい音楽に耳を傾けて欲しい。そして、みなさまも、出来 れば全曲を聴いて欲しい。そして、この演奏・指揮者は誰か?これも 考えてみてください。ボクの一番好きな「田園」の演奏はこれです。 この辺りの自然は素晴らしい。ここは大都会ウイーンから、ほんの 30分で来れる場所なのだ。住んでいる人たちも、ゆったりと自然を 楽しんでいる。そして、ベートーベンの時代の雰囲気も、丁寧に 残している。ボクは、日本における無頓着な自然破壊を考えざる をえない。 では、みなさまも、この映像をお楽しみください。 辻バード記 from Paris |