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17日の夜は、近くのマルコポーロへまた行った。 顔なじみのエカイエが戻ってきて 「今夜からはボクの仕入れで再出発。 素晴らしいトルトウが入るよ!! 」と言っ たので、ボクは試してみたかったのだ。 店内のお客で、コキアージュを食べて いる人は他にいなかった。みんな、 ピザだのサラダだのを食べていた。 前にはいなかった「女性」ギャルソン(?) がボクらの写真を撮ってくれた。 ボクが撮影の仕方を指示しているうちに シャッターを押してしまった、のが、この 写真。 |
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トルトウ(堅い甲羅のカニ)はミソがイッパイ 詰まっていて、なかなかの水準だった。これなら イケるぞ。 カキは、ブロンがないので、スペシャル にした。これは、まあまあだった。 前回、ヒドイのを出されて失敗した プレールを、ボクがそのことを言った ので、サービスで2ケ乗せてきた。 これはよかった。これを6ケ取れば よかったなー。 でも、全体的にはこの店のコキアージュ も昔のような雰囲気が出てきたぞ。 |
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それと、いつも飲むビール、エレファンの 状態が非常によかった。あまり冷た過ぎ ないのがいいのだと思うが、ロットも違うの だと思う。これはいい。 また、ソービニオンの白をピッシェで頼んだ のだけど、これはいける。前にあった サンセールには及ばないが、これは合格だ。 という訳で、デセールにはタルト・タタンに シャンテリーを掛けてもらって締めくくる。 はやり、冬のパリはコキアージュで、冷えた 白ワインを飲むにつきる。 明日は何を食べようかなーー。 from パリ 辻バード 12/17 |
| 12月18日の昼 | ||
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18日の昼にもまたマルコポーロへ行って しまった。まず、 MAX吉野さんとボクと2人で 座った。 目的は、昨日から素晴らしい状態になったビール 「エレファン」を飲むことだ。このところ、この ビールの調子は悪かった。全く往年の味わいが なくなり、素っ気ない、ただ冷たいだけの味気ない ビールだった。 それが、昨夜ここで飲んだら、オヤーっと 驚くほど昔を取り戻していた。 そこでボクは吉野さんを誘って飲みに来たのだ。 ついでに昼飯ということで、トゥールーズ 名物のカスレを取った。これも実に旨い。 味がピタッとしている。カモのコンフィも文句の 付けようもなく美味だ。 |
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これを喰いながら、状態の良いエレファンを飲む。 これが快楽じゃないとしたら、 何をもって快楽と言うのか?外には、 静かなパリの風景が拡がる。寒いけど、 人々は暖かい。 しかし、仕方がないので吉野さん向けに 取った「スナ肝のサラダ」!! これやなんじゃ、 これじゃアメリカじゃないかーー。 昔のブーケド・トロンヌで出た「スナ肝のサラダ」 にボクらは、涙したものだ。あれは 芸術だった。あれが喰いたい。 パリの若者はこの店では、みんなこの バカデカイ、味気ないサラダと、バカデカイ、 粗製濫造のピッツアを喰っている。 そして大抵は水を飲んでいる。時代は 確実に悪く変化している。 その中でも、価値あるものだけをボクは 選びたい。明日もそれを続けよう。 |