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| 西良三郎氏との記録(1) |
| 辻 真須彦 |
|  以下の文章は、辻 真須彦が当時のBBSへ書き込んだ
文章です。そして、これは、ボクと西良三郎氏と、2人で
パリへ「セザンヌ大回顧展」を見にいった時の記録です。
  期間: 1995年12月4日から12月13日までの10日間
         2003/01/16 辻 真須彦(辻バード)
1 00354/00363 PEA00025 辻 真須彦 パリへ・・・
(13) 95/12/04 11:44 コメント数:1

 今,成田第二ターミナルのISDN公衆電話からです。

 これから,ブリュッセル経由でパリへ出発です。帰国は12
月13日で,10日間の旅。今回は「セザンヌ大回顧展」を見
に行ってきます。

 なにか,今パリは大きなストライキでして,CDG 空港に着い
ても果たして今日中にホテルへ入れるかが分からないのです。
なにしろ国鉄(SNCF)もメトロも,この一週間位止まってしまっ
たのですって。まあ,なんとかなるでしょう。

 ただ今,搭乗の案内がありました。では,次はパリからか,
もしくはブリュッセルからです。

        from 成田空港  辻バード

00361/00363 PEA00025 辻 真須彦 Brusselsで
(13) 95/12/05 01:13 コメント数:1

 11時間半の飛行で,やっとブリュッセルに到着です。

 何回来ても,ヨーロッパは遠いなー。今回はサベナ・ベ
ルギー航空を使いました。だからブリュッセル中継なので
す。これから,パリ行きに搭乗するところです。後1時間
半のフライト,頑張れ!

 ボクは,今回「席はビズネスクラス」「サービスはエコ
ノミークラス(当然機内食はエコノミー)」と言うチケッ
トを買いました。これで,往復が\122、500。-ですから安い
でしょ?(普通のビズネスクラスは\455、000。-ですよ)


 これはブリュッセル空港のゲートにある公衆電話を使っ
てます。ISDN公衆電話じゃないので,カプラーを使用して
ますが問題ありません。でも,ベルギーのテレフォン・カー
ドを持っていたので,買う時間の節約になりました。

 DEC HiNote UltraCT475 でWTERM を使ってます。勿論,
予備の電池は1本持って来ました。さあ,パリのストライ
キが心配です。

         from Brussels Airport 辻バード

00362/00363 PEA00025 辻 真須彦 RE:Brusselsで
(13) 95/12/05 01:14 00361へのコメント

 サベナベルギー航空のサービスは,なかなか良いです。

 機内で出るビールは勿論ベルギー製。まあ,普通の下面
醗酵のビールですが,ステラ・アルトワ(Stella Artois)
とマース(Maes)です。日本の缶ビールより少しましかな。

 パン(ミルクパン)をオーブンで焼いて出すのですが,
これが案外いけます。明らかに電子レンジではないのです。
中がフワーッとしてて,表皮には不自然さはありません。

 ブリュッセルの気温は摂氏2℃と言うことで,寒いです
ね。今回はここを素通りです。いつもなら,本場のウエス
トマーレやデュベル(上面醗酵ビール)を飲むところなの
ですが,残念です。

 でも,ここの空港で時間待ちしている時に,オガルテン
(Hoegarden) の瓶を飲んでましたが,さすがにイヤの全く
ない,自然な味と香りです。伊丹の小西酒造で輸入してい
るものとは断然違います。あれは,最後の方で喉に生臭い
味がしました。これはBiere blanche(白ビール) で小麦が
主体なのです。別の場所でビアーバーもありますから,も
し時間があればデュベルでも飲んでみようかな。


 では,もう少しでパリへ出発します。次はパリからです。

           from Brussels 辻バード
2 00365/00368 PEA00025 辻 真須彦 RE:いってらっしゃい
(13) 95/12/05 15:40 00358へのコメント

おはようございます。

>>税関がストやられると本当に困るんですよね・・・
>>鉄道がとまると陸路の移動も不便ですし、

 はい,パリは(フランス全土も部分的には)今パニック状態です。
なにしろ,もう10日間もストが続いています。パリ市内ですと。
メトロ(地下鉄)もバスも全部ストップです。勿論終日です。それ
にエアーアンテール等の国内航空会社もストに参加しています。
これが,いつ解決するのか?これが分からない状態なのです。もし,
東京なんかだったら,10日以上もこんな状態だったら「戒厳令」
かも知れません。

 でも,市民は冷静でして,みんな車で相乗り通勤とか,延々と歩
くとか,なんとかしてタクシーに乗るとかして,ストには非常に好
意的です。自分たちの給料も上がって欲しいですからね。

 実は,ボクが今泊まっている常宿の"AGATE HOTEL"は,パリの街の
中心部へ行くのにはタクシー(掴まえるのが難しい)しか手がない
のです。これじゃ折角,生まれて初めてパリへ来た同行の西氏が困っ
てしまう。そこでボクは決心して,市の中心部にあるホテルを昨夜
予約して,ここをキャンセルしました。ですから,今日は昼頃を期
して,ホテルの引っ越しです。あーーあっ,また電話線と電源の工
事をしないといけないな。(趣味のクセに・・・)

    from Paris "AGATE HOTEL"  辻バード

00368/00368 PEA00025 辻 真須彦 RE:パリへ・・・(長文)
(13) 95/12/05 15:42 00354へのコメント

 まだ暗いパリの朝です。昨夜はCDG 空港からタクシーで,ストの影響で
渋滞している中を,なんとかこの"AGATE HOTEL"へ到着しました。なにしろ
ヨーロッパは遠いー!!

 このホテルは,ボクも長年(13年位かな?)使っていて,もう自分の
家のように自由がききます。宿代もツケにいて,出たり入ったりして他の
国へも出かけます。電話はパルスで10pps,しかし課金が全くないし,電話
の信号は奇麗です。なにしろ,昔のパリは,電話信号そのもにノイズが多
くて,回線切断切断切断で泣いていたのです。ひどい場合などには,他の
部屋の電話が混線して聞こえてしまう場合もありました。そんな部屋で,
大きなカプラーで通信していたのです。このホテルで,受話器を取って,
その澄んだトーン(プーーーっと言う)を聞いた時には,感激したもので
す。やはり,パリ市内の中心部は,電話線自体が古かったのです。現在は
凄く改善されました。

   ---中略---

 まだ,色々と面白いことがあるのですが,今日はこれから,このホテル
を引払って,市内の便利なところへ移動します。そこも古いホテルです。
またそこへ着いたら報告しますね。なにしろスト(ゼネストだ!)には参
ります。これからホテルの引っ越し用のタクシーを掴まえるのですが,こ
れが難しい。その前に,隣のキャフェで「サンドイッチ・ジャンボン」と,
「キャフェオレ」で腹ごしらえして,っと。これが旨い!パリに来た価値
があります。これを喰いながら街の風景を眺めているのが,ボクは好きな
のです。

      from Paris "AGATE HOTEL" No。22 辻バード
3

00371/00372 PEA00025 辻 真須彦 RE^2:パリへ・・・(長文)
(13) 95/12/06 02:16 00368へのコメント

 折角,快適に通信出来る環境を作ったのに,今日はホテルを引っ越して
しまいました。ここはパリの街の中心部にあるホテル・モンタボーです。
このホテルは日本の地産グループが所有しています。ですから,一階には
和食レストランがあって,同行の西氏には好都合なのです。

 なにしろ,ナシオンからここまで,タクシーで1時間は掛かってしまっ
た。途中,あちこちの広場では,夕方から行われるデモ行進の準備で,も
う人が集まって来ていました。粉雪がチラチラと舞っている中を,横断幕
やプラカードを掲げた隊列がやって来る。

   ---中略---

 通信もFAX送信も,なんなく問題なく成功。部屋の整理整頓もバッチ
リだ。だけど,ホテルの移動は時間のムダです。ほぼ一日をこれに費やし
てしまった。でも,まあストなのだから仕方がない。

        from Paris HOTEL Mont-Thabor 辻バード

00372/00372 PEA00025 辻 真須彦 RE^2:パリへ・・・(長文)
(13) 95/12/06 02:16 00368へのコメント

 通信の環境が整ったので,外へ出かける。昼飯は,近くのラーメン屋
で,醤油ラーメン+ギョウザの定食。ボクはハイネッケンを飲む。なに
か侘しい感じだな。

 雪の降る中をルーブルへ向かうけど。お休み!歩いてオルランジェリー
へも行ったけど,お休み。「本日は,交通ストライキのために閉館します。」
と貼り紙してあった。セーヌの橋を渡ってオルセー美術館へ。ここは午
前中開館していたけど,午後は,お休み。我々はガッカリして,猛烈寒
い雪の中を帰る。キャフェで,ボクは「ヴァン・ショウ」を飲む。これ
は「熱いワイン」だ。赤ワインを熱して,レモンを入れ,それに砂糖を
入れて飲む。熱湯が付いて来て,これで割ることも出来る。これって,
雪の中を歩いてキャフェに飛び込んで来た時なんかには最適です。

 だけど,明日のグランパレで予約してある「ポウル・セザンヌ展」の
開館は大丈夫なのかしら?ボクも西氏も,これを見るためにハルばるパ
リへやって来たのだ。西氏などは,生まれて初めて78才にしてパリへ
来たのは,ひたすらセザンヌを見たいからなのに。不安がつのる。

 ボクは,本屋でセザンヌの本付きCD-ROMを買った。持参したソニーの
携帯用CD-ROM装置で見ることが出来る。しかし,本物の展示を見ないで,
CD-ROMを部屋で見ているなんて,そりゃ泣けて来る状況だ。明日の結果
を待たないことには,CD-ROMなんて見たくない。約6千円も出して買っ
たのに。

 これからパリ在住17年のHその子さんと一緒に食事だ。彼女がミニ
テルを使ってセザンヌ展を予約してくれたので,券を受取ることもある
からだ。彼女自身は2時間も並んでセザンヌを見たそうです。なにしろ,
本屋へ行けば,ポウル・セザンヌの画集や本が沢山並んでます。この展
示にヒッカけての企画本も沢山出ています。さて,明日はいよいよだ。
ボクは,ストライキが終結してくれるのを,(こんな時ばかり)神に祈
る心境です。外ではデモ隊のシュプレッヒコールが聞こえます。粉雪が,
風の中に舞っています。これが今のパリです。

        from Paris Hotel Mont-Thabor 辻バード
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